NYUの女性のためのゲーム作りというパネルディスカッションに行ってきた
ニューヨーク大学で、女性発のエンターテイメントのカンファレンスが行われ、その中でゲームについてのパネルディスカッションが一つあったので、そちらに行ってきました。ちなみにイベント自体では主には映画がフォーカスされておりました。
どんなイベント?
映画とテレビのインスティチュートのイベントでした。
スケジュールがこんな感じ。
この中のWomen in Viedeo Gamesを見に行きました。
6人のゲーム業界周りで活躍する女性のパネルディスカッション。
アニメーターをやっていた、BBCでディレクターとして働いていたなど最初のバックグラウンドは違ってもいまは皆さんゲーム関係の仕事に携わっています。
みなさんのプロフィール。
パネルディスカッションメモ
ゲーム制作はいかがですか?
キャット
私にとっては普通の仕事とは違うこと。物語を作っている。ゲームのお作法に則って。
ミトゥ
イギリスとアメリカのチームで作っている。私と音楽とアーティストと他に数人。私はデザインも開発もやっている。小さいチームだとそうなる。ゲームの作り方を教えるのが好き。
マリア
まあ、いつもゲームを作ってはいますね。
クララ
ピッツバーグというゲーム会社と組んでやってる。火曜日に出したばかり。
アンジェラ
私もずっと作ってる感じ。
スザンナ
アイディアはあるけど、開発もデザインもできない人が多い。
イギリス
ソーシャルシミュレーションに興味がある。コンセプトが好き。
レクチャーってゲームを最近出したけど、その感じ。変わっているとは思う。ニッチ。でもそれでいいじゃない。みんなを喜ばせるなんてできない。
キャット
誰がターゲットオーディエンスなのかを考えるのは重要。ツールに関して考えることも。コンソールじゃないよね、とか。
クララ
人をどういう気持ちにさせるのかそういうところをまずはっきりさせるのがいい。そしてどんなシチュエーションでプレイするゲームなのか。
スザンナ
女性は35%と言われている。
ミトゥ
資金集めについて。パブリッシャーと動くと好きなことができないと思われがちだけど、そんなこともない。協力的。
キャット
資金繰りは難しい。
アンジェラ
女性一人で頑張らなきゃいけないというのはある。
マリア
やっぱりお金。リスクもある。
難しいなと思うことは?
キャット
人に課金させるのは難しい。
クララ
ゲームはなんだかんだまだ社会地位が低い。
若い人にゲーム制作をする機関もたくさん出来始めているので、地位が向上していくといいな。
マリア
これからなにがおこるのか。多様性はどうなっていくのか。
あとはもっとゲームスタジオで女性が活躍するのを見たい。ディズニーでは半分が女性でとても活発的だった。アバランチは10%。それもいいんだけど、もっと入ってきてほしい。
ミトゥ
多様性のあるゲームを作ったのは、多様性のあるチームだった。
いままで経験してきたゲームの集合知を作ったらすごいことになる。
アンジェラ
ゲーム制作を学ぶ女性が増えるといいなと思う。
キャット
ゲームの世界自体に入る方法が普通の人には結構わからないと思う・・。
今後のアイディアは?
クララ
コンテンツをアグリゲートできるようなのぼがあるといいなぁとおもう。ゲームをショーケースできるような。
以上。
比較的軽めなパネルディスカッションで、メモ自体もあまく取ってしまいました。
カンファレンス後は
ご飯が出ました!女子向けの内容?で超充実。
ベジのハンバーガーか普通のハンバーガーか選べて・・
バターレーンというお店のカップケーキまで。
ゲームのショーケースもありました。女性の制作したゲームなので、全体的にデザインがかわいい!
このキャラはあまりかわいくないなぁと思いました・・w
ニューヨーク大学ゲーム学部のチラシにいろいろなゲームキャラが描かれていて、可愛かったので写真撮りました。
おまけ:映画とテレビのインスティチュートの建物
建物自体が映画とテレビに特化していて、デザインもオシャレで展示物も面白くて、今回のセミナーに関係ないのですが、紹介します。
廊下にも過去の映画のポスターがずらり。
こちらは展示。この展示もとってもガーリー!
こちらは面白い展示。
自分でSNSを使っている様子を録画して、ここに同期すると展示として自分の様子が残るそうです。その名も「孤立したコネクション」という展示。
ゲーム業界で女性が少ないのはどこの国でも一緒なんですね。女性の進出、チームの多国化でもっと面白いゲームが生まれそうです。
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