NYのスマホアプリセミナーに行って学んだ、アメリカらしい戦略とは?(App Strategy Workshop)
11/5(木)にニューヨークのスタンダードボテルで開催された、アップストラテジーワークショップというセミナーに10ドル払って行ってきました。
このセミナーはロンドンやらパリや全世界で行われているもので、次は年明け開催だそうです。
どんな内容だったのか?メモを公開します。(英語の聞き取りがあっていれば良いのですが・・・)
App Strategy Workshop produced by Application Developers Alliance
11/5(木) 15:00~17:40 @ Standard Hotel
アプリケーションデベロッパーズアライアンスとは?
NPO団体。
60,000以上の世界中のデベロッパーと繋がりがあり。
参加者のみなさんもいつでも連絡してきてね!とのこと。
※メールアドレスを公開していた
参加者たちは?
今回の参加者はスタートアップの企業の人がほとんどの模様。音楽、フィットネス、デートアップ・・。人数は50人くらい。日本と違って、ゲーム、ゲームじゃないのがアメリカっぽい。
ちなみに5000人以上の大企業の人はほとんどいない模様。
会場は?
超有名高級ホテルスタンダードホテルで開催。
軽食とコーヒーとお菓子が食べ放題!セミナー終了後はホテルのバーで無料の懇親会。$10でこれは素晴らしいと他の参加者たちも絶賛。
軽食たち。おしゃれ・・
懇親会の様子。ブレブレ・・。賑わっておりました。
アジェンダは?
ちなみにこのプログラムの裏側。Nexus9が当たる・・!豪華・・!(当たりませんでした)
「初めての1万ダウンロードを目指す」(Reaching Your Fist 10,000 Downloads)パネルディスカッション
ダン:マーケティングSDK、Facebook、Google・・メカニクスを分かっていることが重要。マーケッターは用語をきちんと理解し、KPIを追うこと。
サム:あるファッションアプリはファッションスクール内で広げたりしていた。すでになるネットワークを利用することは重要。
ライアン::ユーザーはどこから来ているか。どうやってダウンロードするか。などなど。きちんと確認をすること。ゲームだったらいくらお金を使ってくれるかというところもきちんと考える必要がある。トラックすること。ベンチマークの確認も。
成長へのキラーフィーチャーは?
ライアン:ソーシャルであること。シェア。ゲームもそうあるべき。早い段階で認識されることは重要。
サム:使ったらどう楽しいか。ノーティフィケーションは有効。自社のアプリでバナナの写真をアップしたよ!とノーティフィケーションを出したらみんながすごいアクセスしたというのがあった。予想をしないものを出したのが良かったみたい。
ダン:ハロウィンバージョンを出したり、季節には対応。アーリーアダプターへのリーチ。ソーシャルフィードの確認は重要。きちんと想定した通りにユーザーが動いているか確認を。
ターゲティングについて
サム:ディープリンキングでユーザーがどこから来たかわかるから、それで分析を行う。
ライアン:デモグラフィックやテストなどをして、どのようにアプローチしていくかを決めること。
ダン:Googleアナリシスなどで誰がいるのかと言うのを細かく分析する。ケイティペリーのオーディエンスは誰?などタンブラーは確認している。とにかくテストテストテスト・・。例えば、24歳と28歳女性でも行動にものすごい差があるときがある。
分析に対するリスクはあるか?早い段階で特に気をつけることは?
ダン:タンブラーではライフタイムバリュー、コンバージョンレート等々を分析。
無料と有料キャンペーンについて
サム:アプリをブーストするのにお金が必要・・。
ライアン:ゲーム会社がやってることをみんなやるといい。まずはソフトローンチ。カナダ、オーストラリア、英語を喋るところにまずは出す。(←とてもアメリカらしい戦略!ソフトローンチと呼ぶらしい)1000-5000アクティブユーザー、がいるとなると、比較的成功。
まずはアンドロイド。セグメントがしやすい。
いわゆる古典的な広げ方も重要。facebook広告とか。タイムズスクエアで、声かけてダウンロードしてねっていうのもまあ効果的ですよね(笑)
ダン:タンブラーではソーシャルネットワーキングジャンルのアプリを全て競合としている。ビジネスモデルは違えど、ジャンルが一緒のときがある。誰が競合なのかいつも考えておくことが重要。
ユーザー間のつながり、新規獲得ユーザーについて
サム:すでにアプリへのロイヤリティがある人やLTVが高い人がいるのであれば、ディープリンキングでの分析は効果的。(ディープリンキングはサムの会社の商品の模様)
ライアン:ワールドゾンビネーションというゲームアプリ(アメリカ人好きそうw)でトゥイッチを使っている。毎週金曜日。ゾンビゲームだが、それがすごく効果的。コアなファンを満足させていいて、全体的に満足度が上がっている模様。コミュニティやファンを形成する場を作ることは重要。そういう人たちが、他のユーザーを連れてくる。
ダン:タンプラーではこんなことができるよ~というのを発信し続けている。
観客からの質問
フランスから来ました。ターゲットがわからない時、誰がコアなファンなのかわからない時、そんでツールがない時、どうしようもない(意見w)
ダン:ユーザーと会話することも重要。
ターゲットマーケットを発見するにはどうすればいいの?
ダン:やっていることが近しいところ企業と話をして分析をするべき。foursquareで良いレストランを見つけて・・とするユーザーがいるから、その人に聞いてみるとか。
ASOは?
ライアン:アップルはとりあえず改善しようとしている。Googleがやっているようにアップルも進むと思われる。でも世の中には真実でないことも多いので注意。
Google Playに先において、テストしてから、iOSに行く人も多い。
ダン:ASOだけでなく、楽しいのも、シェアラブル(!!)なものが爆発することもある。
Audiomacのデモ(多分スポンサーの広告)
・音楽アプリ。曲をzipであげることができる。(多分)
・12月に出した。150万ダウンロードがある。
・有料のプレミアム版もある。
・広告(動画も)を曲の前に挟むことができる?その広告費がそのアーティストにお金が分配される?(多分)
(早くて英語が聞き取れず・・・。ただ、音楽アプリというところがアメリカらしいし、アーティストに分配されるのは面白いと思う。)
UX戦略:ユーザーの満足度を保ちエンゲージメントさせるには(UX Strategy: Keeping Users Happy and Engaged in Your App)パネルディスカッション
スマホの小ささ、解像度、きちんと把握するということも重要。もう一回使おうといういう人はたった16%。ユーザーのエンゲージメントは課題。
マヤンク:カスタマージャーニーは重要。ステップはいろいろあるので、分析して効果的なリーチをしたいところ。
マルコルム:どうやってアプリをデザインするかも重要。80%以上のアプリは1回しか起動されない。ユーザーとのコミュニケーションが重要。興味の引くことをきちんと設置すること。
オフィール:ユーザーアクイジションも重要。ユーザーポジションへの広告。例えばクラッシュオブクラン。アドでゲームがプレイできる。アプリがどのようなものなのか、ユーザーがどんな経験を得られるか広告からわかるようになっている。
逆に失敗はゲームオブウォー。アプリの内容があまりストラテジーじゃない。(ストラテジージャンルとして売っているため)失望したユーザーも多いと思う。
マヤング:皆さんもやってると思いますが、ABテストも重要。iOSユーザーはノーティフィケーションにポジティブではない。アンドロイドだと、1つの画面で3つくらいのパーミッションを聞くことができるので良い。プッシュも。アンドロイドのプッシュはすごい。プッシュを引っ張るとまた3つくらい機能がくっついたりしている。iOSではできない。
マルコルム:デモグラが似ているところを真似るというのもあり。バーガーキングはマクドナルドのやることを真似ているように。
観客からの質問
プッシュはどのように行えば良いか?
マヤンク:ユーザーを頻度と場所によってマッピングし、プッシュを考える。必要な時に必要なプッシュが出るようにする。
オフィール:注意して利用すること。アラートは皆さんもOFFにしますよね。
ユーザー登録をさせる時はどうしたら?
マルコルム:状況にもよる。スタバに行って、入った瞬間に登録しますか?など言われたらどう思う?変ですよね。
オフィール:Facebookやwhatsappは先に自分が誰なのかを登録しないと、お話にならない。そういうのは先に出す。
ちなみに、マニュアルは最近のアプリにはない。触りながら覚える。
マヤンク:handyアプリ見てみて!参考になるよ。(マヤンクの会社のアプリ)handyではユーザーのモチベーションを上げた瞬間に、Eメール登録して、と出している。
Mccarterenglish(プライバシーポリシーの会社)の紹介(多分スポンサーの広告)
プライバシーポリシーの出し方には、ClickwrapとBrowsewrapとハイブリット型とある。
Facebookのプライバシーポリシーはハイブリット。
(会場にあったおかし食べていて全然聞いていなかった・・)
売上の最大化(Maxmising App Revenue)パネルディスカッション
ケイジャ:ユーザーを知ることが重要。ディスカウントだよ~って出すより、リワード!って出した方がユーザーに刺さる。
パトリック:ディスクロージャー、ネイティブアド。
エミリー:まずはモバイルファースト。
ケイジャ:ユーザーが誰で何を欲しているかを考えること。
アプリだと通常のアドとどう違う?何を気をつける?
ケイジャ:ビデオ広告は良い。ジャマナイと言うゲームアプリがある。いいものがあるよ!というのが出た後に、ビデオ広告がある。それはとても上手。
エミリー:シームレスであることは重要。
ビデオからネイティブへ連れてくる
パトリック:ユーザーのエンゲージメントごとに設定するのも良い。
グレッグ:売上を上げているところの真似をするというのも重要。
アドはどうやっておいている?
ケイジャ:データが重要。ユーザーをどうセグメンドするか。どんな分析ができる分析ツールか。年齢と性別で分けよう。ある広告が全然押されてないな、とわかる。
エミリー:CTAとかそういうう数値もみて!
ユーザーの分析内容は?
パトリック:ユーザーロケーションはとても重要。ニューヨークにいる、保険のサイトをこのあいだみた・・とか。
エミリー:性別。どんなアプリを他に入れているか。昨日どこにいたか。などなど。
パトリック:デバイスIDを見てロケーションを見ること。サードパーティのデータを見る。
グレッグ:バンドルID。ユーザーID。デバイスID。
(ロケーションへの言及が多い。地域ごとに特色が違ったり、地域にしかアドを打つ必要がない人たちも積極的にアプリのアドに入っていきいるということだと思う。)
VRや3Dへの取り組みは?
パトリック:デバイスがもっとリッチになればありうる
ClearLoginのデモ(多分スポンサーの広告)
パスワードの一元管理サービス。
上記スライドは、パスワード管理の失敗でかかってしまっているコストについて。
(こちらもほぼ聞いておらず・・。便利そうだなぁと。でもGoogleとかが本気出したらすぐ潰れそうだなぁ。)
売上トップ50のゲームアプリが何をしているか(What the Top 50 Games Do with In-App Purchasing That the Rest of Us Don't )
一番楽しみにしていたが、内容はamazon store・・。
すごいスピードで話が進んでいた。写真撮ることができたスライドは以下に全公開。
知ってる内容も多かったのですが、ということは日本もアメリカも同じことをしているということ。
けれど、アメリカらしい地域を生かした戦略などは面白いなぁと思いました。
今後もセミナー出席したら、レポート書きます。
ウォーキング・デッド コンパクト DVD-BOX シーズン1
- 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
- 発売日: 2015/07/22
- メディア: DVD
- この商品を含むブログ (1件) を見る
ゾンビの話でたので、これ・・。ウォーキングデッド。
シーズン6が始まりました。今全米を虜にしています。経済誌フォーブスのウェブサイトで何度もレビューの記事を目にしますw
他にも行ったセミナーはこちら