ひつまぶし blog

無職。全てにおいてレベル1 。なのに今はニューヨークひとりぼっち。おなかすいた・・。

【ニューヨーク流】制作したデザイン作品を評価する授業の進め方

授業中に、制作した作品を発表して他の生徒がそれに対して意見を言い合うという時間がたくさんあります。

まずどうするかというと、宿題等で作ってきた作品を机の上に置いたり、壁に貼ったりして並べます。

 

そしてそれを一つずつ選び、制作者の意見を聞きます。そしてそれに対して、何か意見のある人はいる?と先生から質問されます。

 

生徒は自分たちの意見を言います。
意見を言いたい人は自然と話し出します。
一つの作品に対して、出席している生徒の80%は発言している感じです。

 

発言される内容はとてもポジティブです。
「ここがいいと思う」「これはすごくうまく表現されていると思う」などなど。ただもちろん「ここはちょっと背景と混ざって見にくい」という指摘も。

 

そして先生も意見を言います。先生の意見もポジティブなことから始まります。
「こういう表現は新しい、でもここをもう少し直したら、もっといい」など。

 

そして意見の後に、先生から制作者に重要な視点を伝えます。
「このデザインのお店に来る人は、何を求めてきていると思う?他のお店ではなくて、ここに来るのはどうして?そこを深く考えてみて」
「全体の色合いがこうなっているから、うまく表現できていないのかも、こことここを直してみたらどうかな」

 

作品に対して、先生がこうだ!と言うのではなくて、生徒に考えさせるスタイルです。