NYのスーパーのレジ列で見つけた素晴らしいUX
ニューヨークには国際的な都市で、いろいろな言語で話す人たちがたくさんいます。
その人のためにも言語に頼らないノンバーバルなUXで理解をしてもらうという工夫が非常に素晴らしいので、今回はそちらを紹介します。
Union Square(ユニオンスクエア)にあるWhole Foods Market(ホールフーズマーケット)のレジの列です。
ここのスーパーはいつもすごい列ができてるんですよね〜。けれど比較的早く、争いも起こらず、あれ?どこに並べばいいの?どうすればいいの?と思うこともほとんどなく、非常に感心しました。
まず列の並び始めがこちら。
10個以下の商品はこちらかな。なるほど。なんだか列がいっぱいだけど、どれも均等なので、とりあえずどこかに並ぼう。
おや、カラフルな矢印があるなぁ。青、黄色、緑、赤、紫、オレンジ。
そしてレジに近づいてくると・・・。カラフルな大きなディスプレイが!なるほど!!
このディスプレイにはなんの言葉も書かれていないけれど、列と同じ色分けがされている!なるほどこれは列を意味しているみたい!では私は黄色の列に並んだので、黄色を見ていればいいのかな?
おお〜!数字が出た!なるほど、この番号のレジに行けばいいんだなぁ。
しかも20番のレジはディスプレイの下の番号の通り、右側にあるのね。やったー!簡単!
と、こういう具合。
ちなみに番号は左から順に表示され、右まで行ったらまた左から・・というふうなので、黄色の列ばかり進まない・・ということは絶対にありません。
前の人たちもちろん同じようにディスプレイの番号が表示されたら進むというようにしていたので、まずはそこでルールを察知することができました。
結果、要領のかなり悪い私でも、ほとんど戸惑うことがありませんでした。
数字も色も世界共通だから、迷うことはないですよね。英語でガーッと説明されると、混乱してしまうのですが、この方式だったので、とても感心、そして安心しました。
何か物事をデザインするとき、こういう視点があるのは素敵。